インパクト大のウェディングケーキ
最近の披露宴は、様々な趣向を凝らした演出をするするカップルが多くなっています。
これまで何百組ものカップルの演出を支えてきたウエディングプランナーさんが経験してきた中で、とても印象的だった演出の1つを紹介していいきたいと思います。
それはウエディングケーキにまつわるお話で、披露宴のメインイベントとしてケーキカットがありますよね。
その際に使用するウエディングケーキに趣向を凝らすカップルは少なくありません。
四角い形のケーキもあれば、丸い形のケーキもあります。
さらにハート型の形をしたケーキも人気です。
それを何段にも重ねたり、フルーツでいっぱいに飾ったり、食べて美味しいのはもちろんですが、見てもあっと驚くようなデザインのケーキはインパクトがあります。
さてそのような様々な演出のツールの役割を果たしているウエディングケーキですが、ウエディングプランナーさんが驚いたというのはその大きさです。
見たこともないような大きさのウエディングケーキがど~んと登場ししました。
サイズを聞いてみるとなんと2m60cmでと言っても、縦の長さではなく横の長さです。
テーブルの上に途切れること無く延々と続く2m60cmのウエディングケーキには参列者の度肝を抜きました。
「おー」という歓声があがったときは、カップルもしてやったりといった感じだったようです。
とにかくこのカップルは他の人が誰もやったことのないようなことをしたいとずっと考えていて、そして思いついたのがこの巨大なウエディングケーキでした。
馴染みのケーキ屋さんにこの巨大なウエディングケーキを作ってもらうように頼み込んだそうですが、ケーキ屋さんもびっくりしたことでしょう。
もちろんそのような巨大なケーキなど作ったことありませんし、オーブンではそのような巨大なケーキを作ることはできません。
試行錯誤の上考えついたのは、発泡スチロールで作るケーキでした。
だから残念ながら食べることはできません。
ゲストも一緒に楽しめるケーキを
それでもカラービーンズやチョコペン、たけのこの里やクッキーなど楽しくてカラフルなお菓子を来場者みんなでデコレートしていきます。
みんなでウエディングケーキをデコレートしていくというのも、新しいサプライズの演出ですね。
こうしてただ大きいというだけでなく、とてもユーモアたっぷりのウエディングケーキをみんなで完成させたのです。
さてさらに驚いたのはケーキ入刀で、このような大きなケーキをどのようにカットするのかが気になるところですが、なんとカップルはケーキを横ではなく縦に入刀したのです。
つまり、2m60cmの長さを「よーいどん」の合図とともに、まるで走るようにして二人がケーキをカットしていくときには拍手喝采でした。
普通は横にカットしていくのだと思ってしまいますが、ここでも来場者の意表をついていて来場者にとっても思い出に残る演出になったのではないでしょうか。
そしてタイムをはかると、1秒22の好タイムでケーキ入刀だけでこれだけ会場が盛り上がる演出はそうそうないでしょう。