化粧室を使ったアイデア
ある結婚式会場でのことで、女性の化粧室に大きな姿見がありました。
その姿見を見ていて、ある新婦がひらめいたのです。
この姿見に式に参列してくれた方全員の名前と感謝の言葉を書こうと!
化粧室を使った人は、おそらく誰でも姿見を見ることでしょう。
だからここに感謝の気持ちをペイントすれば、
みんな見てくれるだろうと思ったのです。
ウエディングプランナーにそのアイディアを伝えると、
それは面白い、誰もやったことがないと快く許可をしてくれました。
前日の夜、新郎と新婦は夜式場を訪れ、化粧室の姿見で感謝の言葉を書く作業を開始しました。
式の前日の夜というと1番忙しいときですが、
二人は明日式に参列してくれるゲスト一人ひとりのことを思いながら、姿見にペイントしていったのです。
ペイントは水性のすぐに水で洗い流せるものを使いました。
大成功のサプライズ
姿見の周囲に一人一人の名前を書いて、その横に簡単な感謝の言葉を添えます。
さて式当日、化粧室に自分の名前と感謝の言葉が書いてあることを発見したゲストたちの間では、
化粧室の姿見のことが、すぐに話題になりました。
感謝の気持ちがストレートに伝わったようで、みなさん思わず笑顔で化粧室をあとにしたようです。
化粧室の姿見に感謝の言葉を書くという発想は、なかなか思いつくものではありませんよね。
またある一定の条件を満たさないと、やりたくてもできません。
それは他のお客さんがいないこと、同じ時間、あるいは前後に他の結婚式が重っていると、
ちょっと難しいかもしれません。
またトイレがたくさんある式場でもちょっと難しいです。
それから今回は女性の化粧室だけで、男性のゲストにはしなかったようで、
男性には別のアイディアが必要かもしれませんね。
このようにゲストに感謝を表すというのは良いものです。
手書きの温かみ
化粧室の姿見に感謝の言葉を書くというのはちょっと珍しいですが、
よくあるのは披露宴の席にカードを置いて、そこに感謝の言葉を書いておく方法です。
1つひとつ手書きで書くことがポイントで、そのほうが気持ちが伝わります。
ゲストたちは披露宴の席について、まずそのカードを手にとって、にっこりと微笑むことでしょう。
また、披露宴の途中で流す生い立ちスライドなどで感謝を表すのも手です。
たとえば、両親への感謝を表してみてはどうでしょうか。
自分を育ててくれた両親のスライドを編集して、
感謝のフォトレタースタイルにして伝えるわけです。
両親との暖かな思い出と感謝の言葉を交えながら紹介することで、きっと心暖まるひとときになることでしょう。
同様になるべくゲストが一緒に写っている写真を選んで、感謝を表すのも良いかもしれません。
さらにエントランスホールにウエルカムボードやメッセージビデオを置いて感謝を表すのも、
サプライズ的な要素があって楽しいと思います。
いずれにしても結婚という幸せは、多くの人たちとの出会いや支えがあってのことなのですから、
それに対して感謝を表すことは和やかな雰囲気になって良いものです。